ウイスキーの嗜み方

ウイスキーのアルコール度数は40度が一般的。
ビールやワイン・焼酎・日本酒などに比べるとアルコール度数が高い分、飲み方はいろいろあります。

飲む前にラベルをチェック

熟成年数について

ウイスキーのラベルに表記されてる熟成年数は、原酒を樽の中で熟成させた年数のことで、一番熟成年数が短い原酒の年数が記載されています。例えば「12年」と書いてあると、使われている原酒の中で一番熟成年数が短い原酒が12年であることを表しています。
ボトルに詰められてからの期間はカウントされていません。仮に自宅で3年寝かした12年物のボトルでも、味わいが15年になるわけではありません。

アルコール度数とプルーフの違い

アルコール度数は日本で一般的な表現ですが、プルーフ(proof)はあまり聞きなれない表現です。
プルーフとは、アメリカやイギリスで古くから習慣的に蒸留酒のアルコール度数を表す際に使われている単位ですが、アメリカとイギリスでもプルーフの濃度が異なっているのでややこしいです。

日本の酒税法では、15度の時に容量100分中に含まれるエチルアルコールの容量を「アルコール度数」と定義されています。
アメリカで「プルーフ」と言うと、100プルーフでアルコール度数50度、イギリスでは100プルーフがアルコール度数57.1度となっています。

ウイスキーを飲むときの単位

ワン・ショット(One Shot)

日本ではシングル(Single)と言われますが、指1本分の幅であることからワン・フィンガー(One Finger)とも言われます。
日本やアメリカでは一般的に30mlですが、イングランドでは45ml、スコットランドでは60ml、アイルランドでは75mlが一般的らしいです。

ウイスキーの味わい方

香り/風味

テイスティングの際、グラスに注いだウイスキーから最初に立ち昇ってくる香りのことをトップノート(Top note)といいます。

その後、香りだけでウイスキーの質を検査することをノージング(Nosing)と言います。
チューリップ型のグラスに入れたウイスキーに水を加え、アルコール度数を20%にしてノージングを行います。
実際に味わいを検査することをテイスティング (Tasting)と言います。

ウイスキーの香り(flavour)の表現は様々。以下のようなものがあります。

スモーキー モルトウイスキー特有の香味で、ピート独特の燻香
モルティー Malty 大麦麦芽に由来する旨味に富んだ香ばしい香り
エステリー 熟成による甘く華やかな香り
フラングラント 華やかさの香り
フルーティー Fruity リンゴや西洋梨のような果実香
ウッディー Woody 樽材のオークに由来する香り。深い森林を思わせる落ちつき。
バーボン香 焦げたオーク樽の木香
メディシナル 薬品のような香り
ファッティー 上質石けんのような香り

アフター・テイスト

口に残る香味のことで、舌で味わった後、唇を閉じ鼻孔から息を吐き出して感じ取るそうです。

ウイスキーの飲み方色々

ストレート(Straight)
水や氷などで薄めず、そのままのアルコール度数で飲むことを指します。
1855年からアメリカのケンタッキー州で呼ばれるようになったという説があります。
アメリカでは「Straight Up」→略して「UP」、イギリスでは「Neat」とも呼ばれます。
アルコール度数が強いのでチェイサー(お水)は必須です。

ロック(オン・ザ・ロックス)
グラスに氷を入れて酒を注ぐ飲み方です。日本では1953年頃から流行りだしたと言われています。
氷を岩に見立てたネーミングで、アメリカでは「over rocks」→「over」とも言われます。

水割り
ウイスキーを水で薄めて飲む飲み方です。
美味しい飲み方としては、グラスに大き目のかち割り氷をたっぷり入れ、ウイスキーを注ぎ、マドラーで13回転半ステア。溶けた分の氷を足し、冷やした天然水を注ぎ、今度は3回転半ステア!
ブレンデッド・スコッチは硬水で割るとおいしさが引き立つことが多いといわれます。

ハイボール(ソーダ割り)
ウイスキーを炭酸で割って飲む飲み方です。炭酸ガスが逃げないよう、混ぜる回数を2回ぐらいに留めることが美味しく飲むコツです。

語源は諸説あるけど紹介すると・・・

  • スコットランドのゴルフ場で、ウイスキーのソーダ割りを飲んでいた人のところに、高々と打ちあげられたゴルフ・ボールが飛び込んできたこと
  • 19世紀のアメリカの鉄道で、当時の信号代わりの気球を上げる担当にソーダ割りが好きな人物がいたから
  • ソーダから上昇する泡をボールに見立てたこと

そのほか

乾杯!

英語圏では乾杯の際に「チアーズ(cheers)」と言って乾杯します。
スコットランドでは、グラスを口の辺りまで上げて「スランジ(Slainte)」と言ったりします。
Slainteはもともとゲール語で「健康」という意味で、「スランジ・ヴァー(Slainte mhath=よき健康を)」という意味からきています。

ワン・フォー・ザ・ロード(One For The Road)

飲み会などで解散する前に飲む最後の1杯のことを言います。
「最後にもう一杯だけ飲もう!」って良く使いますね。1杯では終わることはありませんが・・・。

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