[メーカー/蒸留所]若鶴酒造/三郎丸蒸留所

若鶴酒造

富山県にある老舗日本酒メーカーで、富山県砺波市三郎丸に北陸唯一の三郎丸蒸留所を所有しています。

歴史

江戸末期の1862(文久2)年に地元加賀藩の豪農が藩からの免許を得て酒造りを開始したことに始まります。その後、第一次世界大戦後の高景気のなか会社として設立されました。

1952年にウイスキー製造の免許を取得後、三郎丸蒸留所を稼働開始させ「サンシャインウイスキー」を発売。
「すべてを失った日本で、蒸留酒によって再び日を昇らせよう」との思いを込めているが、発売直後に火災により設備が焼失。近隣住民などの協力のもとわずか半年で再出発を果たし、以降は小規模ながらもウイスキー製造を行なっていました。

2016年にはクラウドファンディングにより資金調達を実施し、目標の2,500万円を大きく上回る3800万超の資金集めに成功し、2017年には見学施設も併設したウイスキー蒸留所へと生まれ変わりました。

WWA2018のジャパニーズ ブレンデッド リミテッドリリース12年以下の部において、「ムーングロー ファーストリリース/MOON GLOW First Release」がベストウイスキーに選出されたことで更に注目が集まりました。
1960年に蒸留したモルトをはじめ、最低10年以上熟成を重ねた原酒のみを吟味しブレンド。
当酒造ではアワード初選出のボトルで、2017年10月に2496本限定でオンライン販売されるも僅か7分で完売となったそうです。

2019年、富山県高岡市が誇る梵鐘の製造技術をもとに生み出された世界初となる鋳物蒸留器「ZEMON」が稼働開始。
また、COVID2019拡大に伴い、消毒用アルコールとしても利用できる高アルコール度数のスピリッツ「砺波野スピリット77%」も販売。

三郎丸蒸留所

  • ブランド名(J):三郎丸蒸留所
  • ブランド名(E):Saburomaru
  • 住所:富山県砺波市三郎丸
  • オーナー:若鶴酒造
  • 生産ウイスキー: