WHITE HORSE/ホワイトホースは、Diageo/ディアジオ社 のスコッチ・ブレンデッドウイスキーブランドです。
日本では Kirin Holdings Company/キリンHD社 から販売されていて、日本でも古くから愛されています。
ホワイトホースの歴史
1890年にのちにクレイゲラヒ蒸留所とグレンエルギン蒸留所を買収する Peter Mackie/ピーター・マッキー によって作られたブランドです。
ラガヴーリン蒸留所でウイスキー造りを学んだマッキーは、独立してMackie & Co/マッキー社を設立、1890年にホワイトホースを発売しました。
ホワイトホースは、1908年には英仏博覧会でグランプリを獲得し、英国王室御用達の栄誉も同年授与され有名になりました。
1924年にホワイトホース社と名称変更後、1927年からはDCL社に買収されています。
製法の特徴・こぼれ話
- キーモルトはアイラの Lagavulin/ラガヴーリン蒸留所 の原酒で、他にAultmore/オルトモア蒸留所、Craigellachie/クライゲラキ蒸留所、Glen Elgin/グレンエルギン蒸留所 といったスペイサイドモルトがブレンドされています。
- ブランドの由来は、エディンバラ城にほど近いスコットランド軍の酒場兼定宿であった「白馬亭(ホワイトホースセラー)」に由来していて、ウイスキーのラベルにも白馬亭の看板が描かれています。
この宿はエディンバラからロンドンへの乗合馬車の出発点であり、ロンドンへの出発を前にした人々の「夢」や「希望」の象徴の宿と言われています。ラベルに刻まれている「1742」は白馬亭の創業年。 - 発売当初は「ホワイトホースセラー/White Horse Cellar」というブランド名称でしたが、1960年ごろに現在のホワイトホースとなったと言われています。
- 1920年、スクリューキャップをウイスキーボトルに初めて導入しています。
主な製品ラインナップ
- ホワイトホース 12年
日本市場専用に開発された1本でハイボールで飲むことを推奨されているそうです。