[メーカー/蒸留所]江井ヶ嶋酒造/江井ヶ嶋ホワイトオーク蒸留所

兵庫県明石市の瀬戸内海沿いにある酒造メーカーです。
1888年に卜部兵吉が日本酒メーカーとして創業し、模倣品を防ぐために初めて日本酒の一升瓶工場を造ったことでも有名ですが、日本酒だけでなく焼酎やワイン・ウイスキーなども製造しており、ウイスキー蒸留として江井ヶ嶋ホワイトオーク蒸留所(Eigashima White Oak Distillery)を運営しています。

歴史

ウイスキー製造は、1919年にウイスキー製造免許を取得し「ホワイトオーク(White Oak)」の販売を開始しており、厳密にはサントリーやニッカウヰスキーよりも古い歴史を持つが、当時は蒸留所にポットスチルがなく、どのようなウイスキーであったかは不明で、メーカー自身も日本発のウイスキーということを大々的には謳っていない。

1961年にポットスチルを導入し自社蒸留を開始し、1984年頃から本格的なウイスキー蒸留をはじめています。
2007年からシングルモルトウイスキーを発売し、静かに人気を博しています。
2019年3月にポットスチルを交換しています。

主な製法

  • 英国産麦芽を100%原料としています。
  • ポットスチルは2基、ウォッシュバックは4基、熟成庫は1棟でラック式で貯蔵。
  • ウイスキー製造は年間通して行なわれているわけではなく、日本酒と焼酎の醸造シーズンが終わった6月~7月の間、日本酒の醸造を終えた杜氏が製造を担当。

全体的に丸みを帯びたボトルが可愛らしくて特徴的。