[ブランド]オールドパー

基本情報

  • ブランド名(J):オールドパー
  • ブランド名(E):Old Parr
  • 販売元:ディアジオ/マクドナルド・グリンリース(MacDonald Greenlees)
  • 生産国:スコットランド
  • 蒸留所/原酒:-
  • ジャンル:ブレンデッド

歴史

1871年にグリーンリース兄弟(Greenless brothers,James and Samuel)がロンドンにグリーンリース・ブラザーズ社を設立したのが始まりです。

Macdonald, Greenlees and Williams社と合併ののち、1925年にDCL傘下に入り、現在に至ります。

ブランドの由来

152歳の長寿を全うしたという伝説のトーマス・パー(Thomas Parr)の愛称から付けられています。
時代が変わっても変わらぬ品質を守る意味を込めて命名。ラベルには彼の生没年(1483-1635)と、10代の英国王時代に渡った生涯でありウェストミンスター寺院に埋葬されていること、そしてルーベンスによる肖像画が記されています。

製法の特徴など

現在はイギリス国内では販売されておらず、海外向けに展開されているブランドで、特に1950年代に輸出を開始した中南米では人気が高く、コロンビアでのウイスキー市場の半数近くを占めているそうです。

日本では1873年に岩倉具視の欧米使節団が持ち帰り、明治天皇に献上されたと言われていて、日本でも古くから馴染みのあるウイスキーです。

  • キーモルトはグレンダランとクラガンモアと言われています。以前はグレンダランのほうが配合比率が高かったそうですが、現在はクラガンモアのほうが配合比率が高いそうです。
  • 特徴的な四角いボトルの表面は、17世紀の陶製ボトルをイメージしたクラックル・パターンというひび割れ模様になっており、グリンリース兄弟が考案しました。バランスを整えると斜めに立つことから、「右肩上がりのウイスキー」として吉田茂や田中角栄など財界人に愛されていました。