★★カティサーク スタンダード

「カティサーク(CUTTY SARK)」のスタンダードボトルです。

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カティサーク

ブランドのの由来は、紅茶を運搬するために1869年にダンバートンのスコット・リントン造船所で建造された帆船の名前です。

当時のイギリスでは、インドや中国から紅茶をどれだけ早く輸送するかという「ティーレース」がビジネスの焦点となっており、カティサーク号は当時1年以上かかっていた輸送を約4ヶ月まで短縮した脅威の帆船です。しかし、蒸気船の台頭やスエズ運河開通の影響により帆船の需要は衰退、カティサーク号が紅茶輸送として活躍したのはわずか9年ほどで、その後は羊毛や石炭などの輸送船として活躍しました。
その後は様々なオーナーを転々としながらも、1922年にイギリス人によって買い戻され、その翌年にその雄姿をラベルに使ったウイスキーが誕生しました。現在カティサーク号はロンドン近郊のグリニッジにて保管・展示されています。

カティサークは、1923年の3月23日にベリー・ブラザーズ&ラッド社(Berry Bros & Rudd Co.)から発売されました。この会社は、1698年から代々家族経営で受け継がれているイギリス最古のワイン&スピリッツ商で、それまでもアメリカの富裕層向けにブレンデッドウイスキーを販売していましたが、米国禁酒法解禁を見据え当時著名なブレンダーであったジェームス・マックベイの全面協力のもと、世界初の無着色となる高品質なスコッチウイスキーとして作り出されました。
当時のウイスキーもカラメルでの着色が一般的であったため、無着色のカティサークのブランド力を高めるために、色合いの似た当時ポルトガルからイギリスへ返却され話題となっていたカティサーク号から命名しました。

2018年にエドリントンからラ・マルティニケーズへ売却。

  • グレンロセスをキーモルトとし、ハイランドパーク、マッカラン、ブナハーブンといったモルト原酒に、ノースブリティッシュやインヴァーゴードンのグレーンなど40種類の原酒がブレンド。
  • ラベルにある船の絵は、スウェーデンの画家カール・ゲオルグ(Carl Georg August Wallin)によるもので、1955年からボトルに描かれています。
  • 「ねじまき島クロニクル」など、作家の村上春樹氏の作品によく登場。

カティサーク スタンダード

ライトでスムーズな味わいで飲みやすさが広く受け入れられているスタンダードスコッチということです。
2018年3月購入時点で、ラベルの裏にはエドリントンが製造となっていました。

  • 生産国:スコットランド
  • 販売元:ラ・マルティニケーズ
  • 原材料:モルト、グレーン
  • ジャンル:ブレンデッド
  • アルコール度数:40%
  • 購入日:2018年3月

柑橘系の甘い香りが感じられ良い意味でクセが少ないのですが、アルコールの刺激が強く、ストレートではすこし厳しいです。ロックでも甘い香りの広がりを楽しめますが、やはりアルコールの刺激が残ります。
ハイボールにしてようやく柑橘系の酸味を楽しむことが出来ました。

低価格ながら家での常備ボトルとして十分に活躍できる1本だとおもうのですが、なぜか満足度が低いのでまた改めて飲んでみたいと思います。

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