【BLAND】カナディアンクラブ

カナディアンクラブ/Canadian Clubは、「CC」の略称でも親しまれているカナディアンウイスキーを代表するブランドで、サントリー社が製造・販売しています。

カナディアンクラブの歴史

創業者はハイラム・ウォーカー

創業者のハイラム・ウォーカー/Hiram Walkerは1816年にアメリカのマサチューセッツ州で生まれました。
1838年にデトロイトで食料品店を開き、やがて穀物商となりウイスキー製造業者となる足場を固めて行きましたが、当時ウイスキーの販売はドラッグストアのみに認められており、また、アメリカでは禁酒法に傾き始めた時代であったことから、デトロイト対岸のカナダのオンタリオに468エーカー(東京ドーム40個分)の土地を購入し、ウイスキー蒸留所だけでなくウォーカービル/Walkervilleと呼ばれる1つの町を建設しました。
そして1858年、それまでにない軽いタイプのウイスキーを世に送り出しました。

クラブウィスキーからカナディアンクラブへ

当時「クラブウィスキー」と名づけられたこのウイスキーは、バーボンウイスキーよりも軽くて飲みやすいこともあり、アメリカのジェントルメンズ・クラブで好評を博し、本場バーボンの売上を凌ぐまでに成長しました。
しかし、この人気を脅威を感じたアメリカのバーボン業者は、カナダ産ウィスキーを潰そうと政府に圧力をかけ、アメリカ産ウィスキーを区別するよう求めました。そのため「クラブウィスキー」は、「カナディアンクラブウィスキー」と呼ばれるようになり、1890年に現在の「カナディアンクラブ」という名前になりました。
“カナディアン”という冠がつけば人気が下がると見込んだ対策でしたが、その人気は衰えるどころか、ますます不動のものとなりました。

製法の特徴・こぼれ話

  • ライ麦・ライ麦麦芽・大麦麦芽はポットスチルで、トウモロコシは連続式蒸留器でそれぞれ個別に蒸留しています。原酒はそれぞれの以下の3種類のつくり分けを行ないます。
    ベースウイスキー トウモロコシ等を原料にコラムスチルでつくるライトでマイルドなウイスキー。
    スタースペシャル ライ麦・トウモロコシ・ライ麦芽・モルトを原料にビアスチルで蒸留した後にダブラーで再溜するフレーバリングウイスキー。
    スター ポットスチルでつくるリッチでフルーティなフレーバリングウイスキー。
  • 通常カナディアンウイスキーでは、フレーバリングウイスキーとベースウイスキーをボトリングの際にブレンするのが一般的ですが、カナディアンクラブではそれぞれの原酒をなじませるため熟成前にブレンドするプレ・ブレンディング/Pre-blandingと呼ばれる手法をとっています。
  • 樽はリチャーしたファーストフィルバーボンバレルを最大4回まで使用しています。一部シェリーバット仕上げのウイスキーも存在します。
  • 熟成庫の温度を一定に保つため、カナディアンウイスキーでは唯一貯蔵庫に暖房が完備されています。
  • 蒸留所の地下には、禁酒法時代にアル・カポネがウイスキーの取引を行なっていた小部屋があります。
  • 「C.C.C(Canadian Club & Cola)」という愛称でコーラと割る専用カクテルが有名です。

主な製品ラインナップ

  • カナディアンクラブ ブラックラベル
    ハイボールや水割りへの相性を考えた日本限定品でオーク樽で8年以上熟成されています。
    ライとライ麦麦芽の比率が高めで、芳醇な香りととても柔らかな口当たりが特徴の1本とのこと。
  • カナディアンクラブ クラシック12年
    オーク樽の中で12年熟成されたフルボディタイプの1本で、ライ麦の華やかな香りと滑らかな味わい、柔らかさの中に芯のあるコクのバランスが良いとのこと。
  • カナディアンクラブ 20年
    カナディアンウイスキーの最高峰とも言うべき一品です。
    オーク樽で20年熟成されたため、甘く華やかな香りとふくよかなコクが感じられる1本で、クリーミーなボディに穏やかなフルーティさと生姜っぽいスパイスが終始感じられるとのこと。
  • カナディアンクラブ トリプルエイジド
    カナディアンウイスキーとして義務付けられている3年熟成の3倍なのでトリプルエイジド。残念ながら日本では未発売です。

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