Jura/ジュラ蒸留所は、スコットランドのジュラ島にある唯一のモルトウイスキー蒸留所で、アイル・オブ・ジュラ蒸留所とも言われます。
地域 | スコットランド:アイランズ ジュラ島(Jura Isle) |
ウイスキーカテゴリ | スコッチウイスキー、シングルモルトウイスキー |
名称の由来 | 北ゲルマン語で「鹿」 |
オーナー・製造元 | Emperador/エンペラドール社 ホワイト&マッカイ社 |
日本での販売元 | |
Water source/仕込み水 | ロッホ・ア・ヴァレ・ヴァルケイ/Loch a’ Bhaile-Mhargaidh 標高約300mに位置するマーケット湖 |
ジュラ島の南西にはアイラ島があります。
アイラ島とジュラ島を隔てる海峡は潮の流れが速いことでも有名です。
ジュラ島は島民200人ほどで道路も1本しかない静かな島ですが、5,000匹以上の野生のアカシカがいると言われていて、島の名の由来は北ゲルマン語で「鹿」を意味する言葉に由来するとも言われています。
この島では良質な水・ピート・清澄な空気に恵まれていたこともあり、1502年には既にウイスキーの密造が行われていたそうです。
ジュラ蒸留所の歴史
ジュラ蒸留所は1810年に創業されています。当時は「スモールアイル」という名称でしたが、1831年に現在の蒸留所名になりました。
その後、1901年に閉鎖・取り壊しとなった歴史がありますが、1963年に改めて再建され現在に至っています。
特に1995年にホワイト&マッカイ社が買収してからは蒸留所の大改革が進められており、交通の便が悪い地域ながら多くの人が観光に訪れるようになり、現在では年間で2,200万Lのウイスキーを生産しています。
製法の特徴・こぼれ話
- 醗酵槽はステンレス製のものが6基あり、高さ8mのランタンヘッド型のポットスチルが4基あります。
主な製品ラインナップ
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ジュラ ジュラックスオウン/DIURACHS’ OWN
16年熟成です。バニラやはちみつのような香りが印象的です。 -
ジュラ スーパースティション/SUPERSTITION
軽めに焚いたピート麦芽を使用していて、程よい甘みとスモーキーでスパイシーな味わいです。 -
ジュラ プロフェシー/PROPHECY
アイラモルトよりアイラらしいと評判で、湖の香りとスモーキーでスパイシーな味わいが特徴です。40ppmのヘビーピーテッド麦芽から蒸留された1999年ヴィンテージをメインに、シェリー樽とリムーザンオーク樽熟成のノンピート原酒を加え、複雑なフレーバーに仕上がっています。